ハービー・山口 写真展 |
「あの美しかった冬の光」
ー タイムレス・イン・ルクセンブルグ(時の止まった国) ー
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2008年 4月24日(木)〜 6月14日(土)
6月21日(土)まで会期延長!
NHK名古屋文化センター主催のトークライブ開催にあわせて写真展の会期を1週間延長します
14:00〜18:00 <入場無料>
営業日 月曜日〜土曜日
(但し月曜日〜水曜日は予約制となります)
休廊日 日曜日・祝日
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「ほとんどの人々がストレンジャーである僕を受け入れてくれて、
迷うことなくレンズに向き合ってくれた。この日本からきた写真家を
信頼しようという態度が、僕の心にずっと快く響き続けた。
きっと、彼らはフレンドリーな気質とともに、各々が、的確な判断ができる
聡明さを備えているのではないかと考えた。
そして小心者の猜疑心や、貧困からくる心の荒廃といったものがないのだ」
(ハービー山口写真集「タイムレス・イン・ルクセンブルグ」より)
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【NEW】NHK名古屋文化センター平成20年7月期特別講座
→ハービー・山口のトークライブ開催!
終了しました。
● ハービー・山口公式HP
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© Herbie Yamaguchi |
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▼ テーマと経歴 |
ミュージシャンのポートレートやストリートでの何気ないスナップで知られるハービー
・山口の写真展「あの美しかった冬の光」を開催します。本展のベースは彼が1999
年の1月〜2月にかけて、ルクセンブルク大公国に依頼されて同国内を撮影したシリー
ズです。どの場所で何を撮影しようが、「人の中から生きる希望を見出し、人間が人
間を好きになるような写真」を追求する彼の姿勢は不変です。
ハービー・山口の写真は、表面的に優しく感じるだけのイメージではありません。そ
の背景には、“未来に希望がない人は自分自身を愛せない。もし現状に不満があるの
ならそれを打破する勇気を持つべきだ。目的が見えてくると自分が好きになり周りに
もやさしい気持ちが広がっていく”という思いがこめられています。だから彼の写真
は見て心地よいだけでなく、その世界観に共感する人の心を激しく揺さぶるのです。
これこそが、「ロンドン・アフター・ザ・ドリーム」、「1989年東欧・真冬に咲いた
花」、「代官山17 番地」、「peace 」や、本作で一貫している「ザ・ビック・ラブ」
の精神なのです。
現在の日本は米国主導の市場を優先する経済改革の影響を受けています。IT化、グ
ローバル化で促進された競争優先の社会は一部の勝者と多くの敗者を生みだし、人の
心は荒廃していきます。西欧諸国も、世界的な市場化進行の影響は受けています。し
かしこの地では政府が市民の社会権を重視し変化のスピードを緩やかに抑えています。
時を急いで進めない国々、その象徴が中世の面影が残る小国のルクセンブルクなので
す。いまハービー・山口の写真を見ると、経済成長よりも、社会が多少不自由でも多
くの人々が笑顔でいられる国の方が幸せなのではないかと私たちに問いかけているよ
うな感じがします。本作は21世紀のいまだからこそ、新たな視点で見直して、日本社
会の将来を考えるきっかけにして欲しいシリーズです。本展では未発表作品も含む、
新たにセレクションされたモノクロ作品約27点が展示されます。
■ ハービー・山口プロフィール
1950年東京生まれ、大学で経済を専攻。
卒業後、1973年にロンドンに渡り約10年間を過ごす。ロンドンではツトム・ヤマシタ
ミュージカル劇団レッド・ブッダでの役者経験もある。一方、当時のパンク・ムーブ
メントを実体験し、コミュニティーの内側から撮影した素のままのロッカーたちのポー
トレートが高い評価を受ける。まだ無名だったボーイ・ジョージと共同生活するなど、
ロンドンのミュージシャンと交流を重ねる。
帰国後も欧州と日本を往復し、数多くのアーティストから市井の人々までを写真に収
めている。福山雅治、山崎まさよしなどミュージシャンとの親交も深く、コラボレー
ション写真集やCDジャケットなども数多く手がける。また、エッセイ執筆やラジオ・
TVの音楽番組のナビゲーター等、ジャンルを超えて活躍している。現在TOKYO
FMにて土曜日21:00からオンエア中の”Yebis Bar”、BS-i にて月曜日24:30〜25:30
オンエア中の”Music Tide”でもナビゲーターとして活躍中。 |
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▼ 展示内容 |
「あの美しかった冬の光」シリーズ
モノクロ銀塩(シルバープリント)/未発表作品含む約28点
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▼ 販売物 |
○モノクロ銀塩シルバープリント
作家のサイン入り、オープンエディション(1作品のみエディション50)
○「LONDON CHASING THE DREAM」(カラーフィールド)
○「peace」(アップリンク)
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アーティスト詳細 |
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